円形脱毛症とは?
円形脱毛症とは頭髪に10円玉大の脱毛部分が急にでき、次第に拡大していく病気です。
頭髪の脱毛から始まって、まつげや体毛が抜けてしまう場合もあります。
円形脱毛症の種類
単発型脱毛症
頭髪が円形に抜ける症状です。
多発型脱毛症
単発型脱毛症の症状が進むと、2ヶ所以上の脱毛部分ができます。
脱毛部分同士が重なって、大きな脱毛になります。
全頭脱毛症
多発型脱毛症の症状が進むと、脱毛部分同士がいくつも重なり頭髪が全て抜け落ちてしまいます。
汎発性脱毛症(全身脱毛症)
さらに悪化してしまうと頭髪に限らずまつげや体毛などが抜け落ちてしまいます。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症の原因ははっきり分かっていませんが、遺伝的素因や精神的ストレス内分泌異常、自己免疫の過剰反応などが原因として考えられています。
多くの人は加齢にともない毛髪が減少してしまいますが、その場合の治療法とは異なる治療法になります。
円形脱毛症の治療法
光線治療(ナローバンドUVB、又はエキシマライト)での治療方法があります。
経過によっては頭皮にステロイドの外用、頭皮下にステロイドを注射する治療を行なうこともあります。
局所免疫療法〈SADBE療法〉というSADBE試薬を用いた治療も行っています。
脱毛症状の部位に塗布して治療します。
SADBEは現在医薬品として分類されていないため保険適応とはなりません。
しかし医学的に推奨できる治療方法の一つです。
加齢にともない毛髪が減少してしまう場合の治療やその予防医療です。
男性にはAGA療法が効果的です。毛髪の減少を阻止する効果が期待できます。
男性ホルモン女性ホルモンの関係で女性にはAGA療法は効果的ではないことが医学的に判明しているのでご案内しておりません。
女性の毛髪再生に効果的な治療法として、ミノキシジル外用薬を塗布しての治療やサプリメントによって健康的な育毛を補助する治療方法をご案内しています。
AGAとは
AGAは男性型脱毛症のことでAndrogenetic Alopeciaの略です。
AGAは、以前は壮年期脱毛症と呼ばれていました。AGAは20~30代で発症する方が多数ですが、早ければ10代でも発症します。生え際や頭頂部の頭髪が徐々に細く短くなり、徐々に薄くなってしまいます。
AGAは遺伝的傾向が強く、男性ホルモンにも強く影響されます。
多くの人は年齢とともに毛髪が減少する傾向にあります。
AGAの治療法
AGAの治療法は、まず脱毛の種類がAGAなのかどうかを診察し、その上で内服薬を処方します。
〈AGA内服薬の処方〉
初回は1度につき1ヶ月、次回からは3ヶ月を限度として処方します。
長期処方を行うと内服薬の転売などの問題が生じる恐れもあるためこのように決めさせて頂いています。ご了承下さい。
AGA治療は現時点では美容目的と分類されるため自費診療となっています。
AGA治療をするかしないか、治療を止めるか否かはご自身で判断して頂きます。